医療福祉専門コンサルタントが
クリニック開業をサポート

ブログ

病院・医院開業や医院後継者問題をお抱えの
ドクターや医療関係者の方はお気軽にお問合せください。

HOME > ブログ > ブログ > クリニック開業失敗例①(経営理念編)

2021.06.12|ブログ

クリニック開業失敗例①(経営理念編)

 

こんにちは!

株式会社Tcell 代表取締役 薬剤師×中小企業診断士の戸井優貴です。

経営者でもある(クリニックではないですが)ので経営者としての話も

今後少しずつできればと考えています。

今日は、クリニック開業で失敗してしまっている原因を書いていってみようと思います。

いきなり・・・厳しい話をしますが、なぜ先生はクリニックを開業しようと思いましたか??

これに答えられない場合、失敗することが多いです。

理由は何でもいいんですが、何か困難なことがあった際に初心に立ち返ることができる方は強いです。

医師の方は地域医療の貢献を目指して独立される方が多いと思います。その最初の思いを大事にしてください。

私は医療機関の開業コンサルですが、いいことばかり言いません。

はっきり言ってつらいことが多いのが開業です(笑)私も何度悩み経営をやめたいと思ったか・・・

そのつらい時にふと思い返す強い信念がある方が難局を乗り越えることができます。

特に昨今では新型コロナウイルス感染症の影響で医療機関でも窮地に立たされているところも多くあります。

クリニックでは小児科、耳鼻咽喉科等は特に大きな影響を受けていますね。

ときに経営は我慢することも必要です。

新型コロナウイルス感染症の影響&自粛でさらに経営でも我慢・・・

スタッフの方にそれでもこれまでと同様、いや新型コロナウイルス感染症の対策で頑張っているので

これまで以上にボーナスを上げようとか・・・いろいろ考えますよね。

ご自身を犠牲にしてでもスタッフを守る。

これが経営者として必要な時もあります。

しかもこの我慢をいつまで続ければいいのかわからない・・・こんな感じで経営は行っていきます。

新型コロナウイルス感染症が収まったからと言って次の大きな問題が次に来ないとは限りません。

ひょっとしたら新型コロナウイルス感染症が収束した直後に大きなインパクトがあることが起きるかもしれません。

それは誰もわからないのですが、そんな中でも経営を続けていかなければなりません。

そういったときに「なぜ開業したのか?」を振り返ることができる人はやっぱり強いと思います。

よく「コロナのせいで」と言っている経営者さんの話を聞きますが、コロナのせいでと言っていてもその影響は免れることはできません。

なので、これを読んでいる先生が独立して経営者になった際には一時的には「コロナのせい」等の外部要因のせいにしてもいいですが、

すぐに立ち直って経営の仕方を変更していくといいと思います。

私の顧問先は新型コロナウイルス感染症を受けましたが、もう元通りどころかさらに飛躍されているところばかりです。

またこの厳しい状況下でも開業をしようと決意されている素晴らしい先生もおみえになります。

そういった方のお話を聞いているとやはり強い信念があるなと感じています。

このブログを読まれている先生も、独立開業する前にぜひ

「どうしてクリニック開業をするのか?」

を考えて、クリニック経営をしていきましょう!

 

最初に「つらいことばかり」と愚痴交じりに言いましたが、正直に言うと「いいことの方が多い」です。

自分で意思決定して多くの方を助けることができる独立は素晴らしいものと思います。

ただいいことばかりではないので、嫌なこともあるんだということで考えていっていただけると幸いです。

ブログ一覧に戻る